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大西さんからの質問

投稿日時:2009/01/27(火) 20:49rss

大西さまからの質問です


オバマの「グリーン・ニューディール政策」に見られるように、これからのビジネスチャンスは「環境」にあり、という意見もメディアで多数目にしております。

御社は環境ビジネスの老舗でいらっしゃると思いますが、今後のビジネスチャンスはどのあたりに見出していらっしゃいますか?

もしかして、環境ビジネスに商機あり、というのは、私どもメディアの勝手な思い込みで、事は層簡単ではないのでしょうか。

不躾な質問で恐縮ですが、いつか、ブログでご回答いただけるとうれしいです。

よろしくお願い致します。


回答です

最近産業廃棄物業者も倒産する時代になりました
特に大阪では中堅の処理業者がしんどいみたいですね

基本的には現状では産廃業者はほとんど中小零細企業ですので、
倒産は体力以上の設備(過剰)と不渡りなどキャッシュフローの悪化が大きな原因だと思います

業界人は循環型社会構築の夢をおい、やりたいことはたくさんあると思います。
しかしながらどうしても設備費用が大きくかさみその割には利益が少なく、売掛対象の建築業界もかなり悪く回収もなかなか進みません

ですので我々零細企業にはニューディールとはいっても設備にお金をかけることはできません。
資本力のある企業でキャッシュがジャブジャブしていたらおもしろいのかも知れません

中小企業はキャッシュフロー経営に徹する時代ですね


しかしながらこのままじり貧になってもいけないので
私どもでは今年は「遺品整理」のポータルサイトをこの2月に立ち上げます

名づけて「遺品整理.com」

遺品整理、処分を行う全国の優良な廃棄物業者をサイトに集めて特化していきます


現状は独居老人の遺品処分を誰に任せていいのか迷われている
遺族の方が多数いると我々の経験上予測します

その方々をサポートし、我々同業者の売上や地位向上を目的としています

近日中にサイトアップしますのでまずは予告まで・・・

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コメント


勉強させていただきました!

樋下さま

事務局の大西です。私の不躾な質問にご回答をいただき、ありがとうございます。
とても勉強になりました。

一応、メディアに関わっておりますが、デスクワークの時間が長く、自分たちがいちばん世間知らずではないか、という不安が常にあります。

このたびのご回答を拝見し、環境ビジネス=将来有望、というステレオタイプな見方に固執して、お取り引きのある建設業者の窮状には、全く目がいっていなかった自分を反省しております。

「遺品整理.com」
この視点も斬新でした。たしか2年位前に『遺品整理屋は見た!』という本が話題になり、注目されたお仕事ですよね~。

樋下さんのブログを拝見して、自分たち出版社も、新しいビジネスモデルを開発しなければ、という気持ちを新たにしました。

これからも、現場の声をドンドン発してください。よろしくお願い致します!

Posted by 日本実業出版社・大西啓之 at 2009/01/28 14:20:00 PASS:
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  • :いよりなみ[03/10]
  • 新しい気づき
    • 当たり前のことに感謝すること 樋下さん、こんにちは...

  • :いよりなみ[12/31]
  • 今年最後です
    • 今年も1年ありがとうございました...

  • :寺田 元[12/25]
  • 父逝く
    • ご冥福をお祈り申し上げます。 樋下さん...

  • :日本実業出版社・吉田[12/25]
  • 父逝く
    • ご冥福をお祈りいたします 樋下様 この度のお父上様のご逝去の報に接し...

  • :井寄 奈美[12/25]
  • 父逝く
    • お悔やみ申し上げます 樋下さん...

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