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2010年02月17日(水)更新

誇りある会社

本日取引銀行の行員と話をしている中で
自分が外資系銀行員になったエピソードを話していると
「凄い度胸がありますね」というフィードバックを頂きました

僕はこの家業を継ぐ前、カナダ系銀行の「Bank of Nova Scotia」で
6年勤めていました

当時の事を振り返ると、簿記や銀行業務はもちろん、英語も全くできないのに
よく雇って頂いたと不思議です

何故入れたか?

23歳の時、フリーターでアルバイト雑誌を見ていたら
ある派遣会社が本屋の配達のバイト募集をしていて
応募したら締め切りで、
そしたらその派遣会社に「外資系銀行が大阪支店を立ち上げるので
手形運びのバイトがあるからやらないか?」と言われ
時給もよかったので
「お願いします」

6か月バイトしていると支店長から「君 学校出てふらふらしているのもなんだし
うちの社員にならないか?」と言われ
「お願いします」
となっただけです

京大や神戸大学など名だたる大学卒の人ばかりで
お客様も丸紅、住友商事など一流企業ばかり・・・

やみくもに働きましたが大変でした・・・

英語も銀行業務もできない自分に
「PC」という誰も当時まだしていなかった事を勉強して
やっと居場所を得ました

一応の成功体験ですが・・・

実は本当は一度「エリート」ってどんなものかを知りかったという意図がありました
淀屋橋で働けたらどこでもよかったのでそんな行動をしていたと思い出します

小さい頃 ごみ屋である父が、あるエリートにぼろカス言われて
馬鹿にされていた事をずっと覚えていて
ごみ屋を継ぐのであれば一度エリートになって僕たちを馬鹿にする
人間ってどんな事をしているのか?自分がそのエリートになって
その人達を知ろうと思っていました

自分が社長になったら
「誰にも馬鹿にされない社員が誇りをもてる会社になろう」
と決心を子供時にしていたのを本日思いだしました