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2009年12月17日(木)更新

井寄 奈美氏

本日このブログの日本実業出版社さんから
井寄 奈美氏の本が送られて来ました
題名は「社員の正しい辞めさせ方、給料の下げ方」

まだしっかりとは読んでないんですが、
「はじめに」を読んで色々考えさせられました

手漕ぎのボートで10名の船員がいて、人数分の食糧を積んで出航したが
大嵐が来て、食糧が海に流され本来必要な量の6割になってしまいました
船長が私ならどうする?という問いかけがありました

不況化で船体は傷つき、食糧(利益)は流れ、補充するすべもなく
必死で船を漕ぎ続けている

船長(経営者)は船員(社員)を養うために食糧の備蓄(内部留保)
を切り崩しながら、船員(社員)には今までと同じ量の食糧(給料)を与え続けている

底をつき、船長(経営者)は飲まず食わず・・・

まさにこの文は
世の中の中小企業の実態をうまく表現されていて
すごく気づかされました


船長(経営者)が毎日、食糧集めに奔走していても、
船員(社員)はボートを漕ぐ事に一生懸命です

海(世間)や船(会社)の状態、船長(経営者)のことは気に掛けず、
「自分の食糧は保障されて当然」と危機感もなく
毎日を送っている現実が目に浮かびます

船員の立場では

ボートを漕ぐのが一番大変!
船長は船を漕がず何をしているのかわからん!
食糧がないのは船長が悪い!

当社は歩合制なので現場社員の給料は2割は下げました
去年くらいは給料翌日は不機嫌で挨拶しなく、睨みつける
社員もいたりしました、
社員の妻から苦情などもありました

月給制の人達は給料は下げていません

世間では月給制が多いと思いますので本当に大変だと思います
気持がすごくわかります

で、どうするか?
ですね

僕が思うに
まず、「船がどこにいくのか?」
より 「誰といくか?」
が大切だと思います

僕は生きていく上で必要なのは
片手に「自信」、そしてもう片手には「勇気」

自信を持つには「信頼」が必要で
勇気を持つには「仲間」が必要だと思います

であるからに
船には信頼できる仲間と乗っている事が理想です

そして僕の信頼できる人

まずは誠実な人です
その場は「はい」と言って、違う事をする人は論外です

そして人に関心がない人、自分の事ばかり考えている人・・・
はちょっと無理かな・・・

信頼できる人達と乗っていれば食糧がなくなっても何かやっていけそうな気がします

でもあくまでもこれは理想です・・

やっぱり生活が大切ですよね

井寄さん 本を読んで勉強しますね