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2010年07月08日(木)更新

企業の寿命

企業の寿命は40年とか50年と聞きます

当社は昭和29年に祖父が一般廃棄物収集運搬業としてスタートしましたが、
創業56年となり企業や業種の平均寿命を過ぎております

そして
許認可制度がある一般廃棄物業者は倒産しないという
神話があったのですが
昨今、崩壊しつつあります

ただみんなは急な話ではないように思っているようですが・・・
実はそれが一番危ないと僕は思っています

例えで言うと、
鍋の中に水を入れてカエルを泳がし
徐々に徐々に温度を熱くする
するとカエルが鍋から出るタイミングを失って
茹でガエルになる

急に熱湯になるとカエルも反応して鍋から逃げる事ができるのですが・・・

経営者としてはその危機感を社員に伝える義務があります
安定職業と思っている社員をただただ不安を煽るのも違いますし・・・

人間は保守的ですので頭では解っても
変わる(鍋から出る)のが難しいです

そのため僕は去年の社長就任以来
その事に力を注ぎました
まずはそのためには新しい社員が必要と思い
そしてそのためには新しい仕事が必要と考えて
次々新規事業を行いました

結局去年、今年でアルバイト含め8人採用しました

何でこの不景気の時期に新しい社員を入れるんだとか
儲からない仕事をとってきて
という反感もあったと思います

実際母親から「何を考えているねん」
と怒られた事もありました

しかしベテラン社員との融合する事
会社の活性化を目的として
信念をもって断行しました

「カレーが焦げないように鍋を掻き混ぜる」

それが僕の一年の仕事だったと思います

そして最近少しづつ明かりが見えてきたような気がします