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2012年02月01日(水)更新

孤独死は怖くない

先日 遺品整理業を取りまとめる「遺品整理.com」を運営する弊社に
経営者会報ブログの仲間である
社会保険労務士の井寄さんから本を贈って頂きました

「孤独死の作法」 by 市川愛 氏
孤独死の作法 (ベスト新書)


早速、興味を持って読んでみました

弊社でも遺品整理業の現場作業をやっておりますのでシンクロするところが
たくさんありました

著者がいうには「2030年問題」
いわゆる単身世帯(独居)が全体世帯の4割を占めるということらしいです

いみじくも30日に国立社会保障・人口問題研究所がまとめた
将来推計人口統計でも同じような結果で

我々の本人の未来図が浮き彫りとなりました

いわゆる「孤独死」は避けられないという事です

著者の提案では

「孤独死を覚悟すること」が出発点

あなた一人で息を引き取ることになると仮定する
それも自宅で・・・

一般的に考えられるのは
「死ぬときはできるだけ迷惑をかけたくない」

では最大の迷惑とは
「遺体の処理」

著者は孤独死にたった一つの必要なことを提案されています

それは
「亡くなったらできるだけ早く発見して貰えるようにする」

我々の仕事でも
発見が遅れて遺体が腐敗していたため
何十メートル前から尋常ではない死臭があったり、虫が湧いたり
血が飛び散っている現場もあります
もちろん次の方は住めませんし近隣の方もちょっと・・・

我々はプロですので、その事はしょうがないと
あまり心は動きませんが
発見はやっぱり早い方がいいと思います

そのためには
「早く発見してもらえる生き方をする」
必要があるとのことです

孤立死と孤独死の違いがあり
遺体が傷まない孤独死は怖くないという話です

そして孤独死をする準備として作法という切り口で
色々方法が書かれていました
特に「エンディングノート」を書くことを勧められています

人はどう生きると幸せか?
どんな終わり方をするのか?
僕たちプロはその2030年問題にどう対処するか?

安否サービス、エンディングノート作成・・・

人としての生き方やビジネスにも
いいヒントを頂いた本でした

みなさんもよかったら読んでください
読みやすい本でした

いよりんさん
ありがとうございました






 

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