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2015年11月19日(木)更新

リユースサミット

先日 札幌で行われた 「全国 リユースサミット」に
出席させて頂きました

リユースサミットとは

環境問題等に大きく寄与するリユース業界は、
その業界自体の発生から日が浅く業界内の連携が脆弱である一方、
大きく変化する社会情勢の中での業界の社会使命は日々加速し
全国の業者同士の連携が今強く必要されています。
そこで垣根を越えて
全国のリユース業界従事者が年に一度集まり
今後の業界に求められることを考えていきますと
同時に行政や参加企業同士の交流を行います。

という会議です

最初のごあいさつで

「リサイクルショップではなくリユースショップと呼ばれる
ようにならないと」
との事で

なるほど・・・
と思いました

そして
会議の中一番盛り上がったのは

「一般廃棄物の収集の許可取得」

50社近く大手のリサイクルショップ様が
何故一般廃棄物なのか?

それは
リサイクルショップのお店では
もう物が集まらない・・

売りたい人は
ネットを使う

物がないと
売る商品がなく・・

で、安く、
いいものが
たくさん仕入れる事ができるのが

「遺品整理」

いわゆる
遺品整理=仕入れ
との事です

本当になるほど・・・

僕は今まで

遺品整理=きちんと整理、その後適正処理

と思っていましたが・・

その中で驚愕の事実・・・

遺品整理の中で
処分するものは10%

なるほど

リユース業者にかかれば
処分品は10分の1になる

しかし10%でも処分品が出るのも事実

だからリユース業者はなかなか
遺品整理を独自でできないという
のも事実

だから
一般廃棄物業者と提携するしかないのですが・・

うまく提携できないため
自社で許可を取得できれば
と思ってられます

ただ新規がなかなか出ない
一般廃棄物処理は既得権益と思ってられます

でも実は
一般廃棄物処理業の許可を新規で出さないのは
既得権益ではなく

一般廃棄物処理は行政責任
そして
市町村の処理計画に
基づき許可業者の数も決められるわけで

ゴミが減らすのが命題の世の中

新たに業者を増やす事は
理屈的に絶対ないのです

新たに許可を下さないのは
そういう意味なのですが・・

みなさんは新規許可をとるというので
盛り上がっていました

そのうち
リユース業界は一般廃棄物の
許可を取りにこられます

その会議の中
何社か一般廃棄物の許可を取得されている
業者はいらっしゃいますが
本業でやっているのは
きっと僕だけ・・

常に無言でいましたが
(ちょっとスパイな感じも・・・)

その中で
僕たち一般廃棄物の許可業者は
本当に宝を持っているなzぁと

同時に

宝のもちぐされ
で本当に僕たち一般廃棄物業者は
ビジネスチャンスを逃していると
と思います

処理計画上新規は出せませんが

こういう
理屈の立てつけになると
変わります

そもそも
一般廃棄物処理の目的は
公衆衛生の向上と環境保全

昭和29年にできた清掃法は
汚物処理や衛生面を向上
伝染病対策などでできた法律です

そして
「廃棄物処理法」として昭和45年に
「公害対策基本法」の中
「産業廃棄物」ができるわけで

「一般廃棄物」と「産業廃棄物」が分かれた瞬間です

今回 平成7年の改正
「環境基本法」の中
「循環型社会形成」が趣旨になると・・・

この遺品整理というのは・・・

循環型社会形成の中で
リユースは本当に環境に優しいと思います

それでも
はたして
一般廃棄物なのか?

という疑問にぶち当たります

だから
いち早く
一般廃棄物の処理業者は
適正なサービスで
リユース業界と手を結ぶか
独自でリユースを含めた遺品整理をするべきだと
思います

でないと
業が危ない・・・







 
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