ビジョン経営 | 経営者会報 (社長ブログ)
経営者への道
2025年08月15日(金)更新
第13回社内木鶏全国大会
2025年6月21日東京プリンスホテルで行われた 致知出版社主催 第13回社内木鶏全国大会に発表させて頂き 1200名の投票によって なんと 感動大賞まで頂くことができました。自分の58年間の人生でも 最高の瞬間だったと思います。
本当に夢みたいな瞬間でした。 これまでの経営人生 悪いことも嫌なことも たくさんありましたが この瞬間で全て吹っ飛びました。 そして 本当にこれまで支えてきて頂いた皆様に 感謝としかいいようがありません。 そして以下が原稿です 私の原点は、幼い頃に起きた出来事にあります。 ある日、父親が交通事故で左足に大怪我を負い、 トラックを運転できない体になりました。 一人で業を営んでいたため、事業継続は「もうダメ」 と思ったその日アルバイトの人が会社を辞めすぐに駆けつけ、 ドライバーを引き受けてくれました。 私たち家族は、そのおかげで生き延びることができました。 母親が繰り返し言っていた言葉があります。 「社員のおかげやで。感謝しなあかん」。 この言葉が、私の人生の指針となりました。 大学卒業後、私は夢を追ってオーストラリアへと旅立ちます。 その後、30歳を目前に突然、父親から一本の電話が入り 「新工場建てたいねんけど 銀行さんが“息子さんが継ぐんでしたら融資します”ってゆうてはる」。 その言葉を聞いて、私は無性に親孝行がしたい。 なにより、自分が逃げ続けてきたものと向き合う時が来たと感じ、 家業に戻る決意をしました。 ところが、待っていたのは、冷え切った職場でした。 当時、社員は6名。挨拶はなく、 先輩社員からは 「俺はお前に雇われてんのとちゃうで。勘違いするなよ」 とひと言。 さらには、お客様からのクレームの嵐。 父親は社員たちを庇う一方で、独断で設備をし、借入金だけが膨らんでいく。 「自分って一体何なんだ」 と思いながら、資金繰りが苦しくなるたびに、 妹に八つ当たりをして彼女を泣かせていました。 ある日、一日の業務を終え何気なく窓の外を見ていると、 隣の会社の駐車場で和気藹々と社員の皆さんがお祭をしている様子が目に飛び込んできました。 「いつか、うちの会社も、社員みんなであんな風なお祭がしたい」 そんな他愛のない思いが、孤独な私にとって切なる願いでした。 日々悶々としながら解決策を模索するため様々な勉強をする中、 2008年に月刊誌『致知』と出逢いました。 「いま、目の前で起こっている出来事はすべて、必要・必然・ベストなタイミングで起こっている」 「そして、それはすべて自分が決めてきたこと」。 その気づきが、被害者として生き続けてきた私の人生を大きく変えました。 2010年に開催された第一回社内木鶏全国大会で私は大きな衝撃を受けます。 「木鶏会はホワイトカラーだからできるもので現場社員には絶対無理」 と思っていた私の固定観念を打ち砕くものでした。 スクリーンに映し出された現場社員さん達が笑顔で輝き、 語り合う姿に私は心を動かされました。 「あんな会社になりたい」 社員の皆から慕われ会社の支柱だった父親が亡くなったいまこそ木鶏会が必要だと確信し、 導入を決めました。 記念すべき第1回目は古参社員も含めほぼ全員が参加。 コミュニケーションがなかった会社で初めて懇親会まで行うことができ、 私は社員みんなの前で感激のあまり号泣しました。しかし、それは最初だけ。 2回目以降、参加者は激減。社員の素行も相変わらず。 古参社員からは「お前ら木鶏会やっててこれか!」と罵倒もされました。 社内はイザコザが絶えず、私の心は荒みそうになります。 ある時、ふと、気づいたことがありました。 それはみんなから信頼されていない私が社長になって 木鶏会をはじめとした改革をどんどん進めることで、 古参社員を不安にさせていたのではないかということでした。 気づいて、やめるか。気づいて、進むか。しかし、ここで怯んではいけない。 「全国大会で見たあの会社のようになりたい」 私は、進むことを選びました。 まず私が信頼される人間になる為に『致知』を読み続け、心を綺麗にして日々自己改善をする。 そして倦まず弛まず木鶏会を行っていく。 そのうちに、一番反対していた妹が最大の協力者となり、 次第に支持してくれる社員も出だしました。 木鶏会は劇的に何かが変わるわけではなく、 漢方薬みたいなものでジワっと体質改善されていくことを感じ始めました。 やがてコンクリートのように固かった会社の地盤が砕け 新工場の落成式に合わせて念願だったお祭りを社員とともに実現できた時の感激はいまでも忘れません。 人が育つ土壌になり新卒採用を始めたのは8年前のことでした。 いまでは正社員の半数以上が20代です。若者は失敗をします。 しかし私はこの言葉を胸に抱いています。 「父子親有り」親は子を無条件に愛す。 私は子供には恵まれませんでしたが、社員を我が子と思えば、 どんな失敗も愛しく思える。社員の成長は、会社の成長。 現在、全社員が木鶏会に参加してくれるようになり 昼の時間帯にはパートさんが加わる昼木鶏会も開催しています。 藤尾秀昭社長が、 「偉人の裏には必ず素晴らしい母親がいる。日本の未来には母親の教育が必要」 という言葉を聞き感銘を受け、実践に移しました。 私には使命があります。 子供の頃、誇りを持てなかった廃棄物処理業のイメージを変えることです。 この仕事は、環境問題を解決する“未来の産業”です。 未来を担う若者たちが誇りを持って働く業界にする。 そう強く願っています。 そしていま、世界は人間の飽くなき欲望によって、有限な資源、エネルギーが枯渇し、 争いが生まれ、地球環境が破壊されようとしています。 そんな時代に『致知』で心のあり方を学ぶ ジェイ・ポートの仲間と共に、自然と共に生きる社会、そしてひいては世界平和の実現を目指し、 「一燈照隅」の精神で、心も、そして地球も、きれいにしていきます。 最後に、このような発表の場を与えてくださった致知出版社の皆さま。 苦しい時も社業を支えてくれた先代社長、先輩社員達。 そして、どんな時も私のそばにいてくれた妹に。 心より感謝申し上げます。 ご清聴、本当にありがとうございました。 以上が原稿です。 7分間と言われまずそれに合わせるため この原稿も最後の最後まで練習に練習を重ね そして修正に修正を重ねて 気づけば一睡もできずに 当日を迎えました。 また原稿も大切ですが 最後に社員のエールというのがあり フルコースでいえば デザート これも非常に大切なファクターです。 若手社員が 当日も集合時間より朝早く 自主的にエールの練習を行って くれたり
全社員が東京まで駆けつけてくれて当日一発勝負で 合わせてもらったり(奇跡に近いですが) 感謝です。 でもこれで人生が終わるとは 思っていませんでしたが この感動大賞を頂いた三日後 わが社のロイヤルカスタマーランキング一位のお客様から 契約解除通知が、、、 原因はお客様自身の廃棄物処理の内製化ということ で弊社のサービスが不満というわけでは ないのですが、、 本当に人生 登り坂、下り坂、まさか。。 あまりにも喜ぶ期間が少なすぎですが、、 これも自分の人生だと思って 楽しんで この逆境をのりこえてまいります。
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- 成長の要諦 [04/14]
- 致知出版社 新春特別講演会にて [02/02]
- 成長の三原則 [01/05]
- 戦略書としての老子 [10/14]
- 社内バーベキュー大会 [09/29]
- 致知社内木鶏全国大会その2 [09/11]
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