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いい会社をつくりましょう

投稿日時:2018/08/24(金) 15:53rss

私の好きな言葉で
二宮尊徳翁の

「遠きを謀る者は富み、近くを謀る者は貧す」

があります

尊敬する経営者での伊那食品工業の塚越会長が
この言葉を前提に

「いい会社をつくりましょう」

と社是を創ったのを聞いて
弊社もパクっています


そして
社是を考えて経営をしていると
本当に
「遠くを謀る」とは大変で
面倒なことをやり続けていくしかなく
また
理解されることも少ないなぁと感じます

論語でいう
「人知らずしてうらみず亦君子ならずや」
(他人が認めてくれなくても不平不満をいうことはない徳のある人が君子)
と思います

先日も弊社現場朝礼で

「会社が黒字、仕事が楽なのが一番いい。
反対に会社が赤字、仕事が大変なのが一番ダメ。

では仕事が楽で会社が赤字か?
仕事はしんどく会社が黒字?

どっちがいい?」

との質問に
弊社社員はレベルが高いので
「う~ん」と真剣に悩んでました
そして流れは
会社が赤字で仕事が楽な方が大勢のような気がして
ちょっとショックでした

でも
「赤字だから頑張れ!」は
社員には通じないことに大変遅まきながら気がつき

「なるほど」合点がいきました

その中で致知8月号に
JALの再生の話
「かくしてJALは甦った」のコラムがあり
読んでみると・・

日本航空さん優秀な社員でさえ考え方は
安全やステイタスが利益より優先
経営陣には「面従腹背」

本当にびっくりしたと同時に
どこでもそうんなんだ
と嬉しく思いました。

倒産前のJALは
「JALが嫌いです」「赤字の原因は本社」
などの社風だったらしく

あえなく倒産

ではJALはどう変わったのか?

それには「リーダー教育」だったとのこと

まず52名の精鋭を選び
稲盛和夫氏がリーダーに対して熱意をもって
17回にわたって
「人間のありかた」「上に立つものとしていかに導いていくか?」
という
「フィロソフィー」を諄々に説かれたとのこと

また講演後は必ずコンパをひらき胸襟を開いて話をされたとのこと

その後
リーダーは一人ひとり目覚め
経営者意識で
「数字による目標」をもって事に当たられ
JALは再生され再上場になったとのことでした

やっぱり再生できた根本は
稲盛さんの大義とともに
JAL従業員様への「深い愛情」だと

最後に企業を変えるのは
「利他の心で深い愛情で従業員と接し
ぶれずにやり続けることで部下から本気だと思われ
信頼されて一体感になる」
のだと改めて勉強になりました。




話は弊社に戻り

今日も勉強会で

「Aさんが楽して会社が赤字倒産」はどう思う?

と問うと
「それは困ります」

結局は

「自分は楽して会社は赤字」はいいけど
「人が楽して会社は赤字」はダメ

ということも
共通の認識なので

いかに
「利他の心を持てるリーダー」を増やすことが大切だと
改めて思います

それしか
「いい会社」つくるのはないと思いますし

それが弊社の「遠くを謀る」ことになります

そのためには
社長の
「熱意」と
利他的な「考え方」と
それを伝え続ける愚直な「行動」が必要ですね
















 

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昭和29年創業 平成7年法人化

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