ビジョン経営 | 経営者会報 (社長ブログ)
経営者への道
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2025年の致知出版社主催の第13回社内木鶏全国大会の出場決定通知を頂きました。

「思いは実現する」
社内木鶏会を開始時、絶対無理と思っていたことが現実化でき本当に感謝でしかありません。
ありがとうございます。
全国大会へかける思いを書いてみました。
2010年5月何気なく大阪で行われていた第一回社内木鶏全国大会を一人で参加した際、出場企業様の動画と発表を見て衝撃を受けました。
それまで木鶏会ができる会社は大企業の事務職、いわゆるホワイトカラーの会社ばかりと思っていたところ、中小企業、ましてや現場社員が参加された皆様の何とも言えない笑顔で木鶏会をされていたのが信じられなかったからです。
その頃の弊社は10名程度の零細の地域企業。父親が社長として強く君臨して社員には
「口動かすなら手を動かせ」
と社内コミュニケーションは意図的に全くゼロにしていました。
組織を木で例えるなら土壌は、コンクリートのようにカチカチ。そこに発芽して幹がたち、枝葉から花が咲く。人が育つと風土は一生かけても考えられないことでした。
しかし2013年頃ある日、致知出版社当時の坂東部長が突然お見えになられ、
「木鶏会をやられたらどうでしょうか」
とお誘い頂きました。
戸惑い不安から「絶対無理です」と一言でお断りをしたのですが、
それでも粘り強く導入を進めていただき、熱意に押され
「別会社の若手社員3名となら一度試しします。」
と父も他界して一年たった事もあり導入を決めました。
4名でやってみると、すぐに場が大きく変化し、違う階で黙々と仕事をしている妹も含めた事務社員との温度差が恐ろしくなり、すぐさま全社で導入を決定いたしました。
全社での1回目の会は土曜日業務終了後8時からスタートし、ベテラン社員も含めほぼ社員参加。懇親会では、普段会社とノータッチの母親が作ってくれたおでんで舌鼓をうち、飲み会おろか、コミュニケーションもない会社で初めて懇親会も社内で行うことが出来、私は社員皆の前で号泣致しました。
しかしその後順調に行くわけでもなく参加したボス社員からは
「宗教やなぁ」と言われ、土曜日の夜8時スタート、任意参加と言う事もあり参加率は極度に下がっていきます。ただ妹や何人かの社員が皆勤、妻も参加してくれ勇気づき、
1回も休むことなく続けて参りました。
2016年新卒社員採用を始めた頃から社風が大きく変わり、任意参加にも関わらず参加率80パーセントを超えだし、2年前に100回を迎えることができ、現在では全社員が出席してくれています。
昨年からはパートさん約10名も含めたと昼木鶏会を始めました。それは
「偉人のお母さんは皆素晴らしく日本再生の肝はお母さんにある」
と徳望塾で致知出版社藤尾社長から聞いたからです。
私はその話に感銘を受け、やはり今の日本を立て直すにはお母さんがまず勉強しないといけないと思い、そのためわずか10名足らずの弊社お母さんパート社員さんですが、始めたところすごく良い感想文を書かれ、やはりお母さんは日々真剣に生きていると実感し、子育てで真剣に生きているからこそ致知がすっと入ってくるんだと改めて感じました。
また現代社会課題の一つが環境問題であり、環境問題は人が引き起こしているのが原点です。
その中心にいる我々産業廃棄物処理業界にかかわる人間教育も不可欠になっていると思います。
これからも一燈照隅の精神で日本の未来のため小さい事でも何かできる事をやっていきます。
社長には創業者と事業継承者の2通りしかなく
全国大会出場を通じて私みたいに勇気がくじけている全国の事業継承者様の
勇気づけになれればとも考えています。
そして最後この機会を頂きました
致知出版社の方々、大阪経営者会の役員の方々
そしてこれまで社業を繋いで頂いた先代社長、歴代社員に感謝申し上げます。
ありがとうございました。


2025年04月25日(金)更新
新卒入社
4月は出会いの月で
私達ジェイポートも3名の新卒社員を迎えることができました。


「人の成長は会社の成長」
「中小企業はスペアがきかない」
と全国社内木鶏経営者会の小池会長がよく仰られます。
全く同感で
そのため社員一人ひとりが大切になります。
そして
弊社は新卒採用を始めて7年目になります。
当初
経営の師匠である株式会社武蔵野 小山氏より
「新卒採用をやれ」と言われ
「えっ!赤字なんで絶対むりです!」
「いいからやれ」
「無理です」
「どうせ失敗するから早くやれ」
と言われ妙に納得して始めました。
一年目は幸い二人採用できました。
そして
言われた通り一人はすぐ退職しました。
が、
残った一人が今や部長になって会社の稼ぎ頭になってくれています。
他の期の人間もそれぞれ活躍して
先日も弊社営業DXベンチマーキングが行われ
新卒社員の活躍により顧客満足度が向上しました。
本当に成長のスピードが格段に違って
感動します。
会社の雰囲気も凄く明るくなり
本当に新卒採用やってよかったです。

今年の3名もどこまで成長してくれるか
楽しみでしかたありません。
私達ジェイポートも3名の新卒社員を迎えることができました。


「人の成長は会社の成長」
「中小企業はスペアがきかない」
と全国社内木鶏経営者会の小池会長がよく仰られます。
全く同感で
そのため社員一人ひとりが大切になります。
そして
弊社は新卒採用を始めて7年目になります。
当初
経営の師匠である株式会社武蔵野 小山氏より
「新卒採用をやれ」と言われ
「えっ!赤字なんで絶対むりです!」
「いいからやれ」
「無理です」
「どうせ失敗するから早くやれ」
と言われ妙に納得して始めました。
一年目は幸い二人採用できました。
そして
言われた通り一人はすぐ退職しました。
が、
残った一人が今や部長になって会社の稼ぎ頭になってくれています。
他の期の人間もそれぞれ活躍して
先日も弊社営業DXベンチマーキングが行われ
新卒社員の活躍により顧客満足度が向上しました。
本当に成長のスピードが格段に違って
感動します。
会社の雰囲気も凄く明るくなり
本当に新卒採用やってよかったです。

今年の3名もどこまで成長してくれるか
楽しみでしかたありません。
2025年04月24日(木)更新
致知 社内木鶏全国大会に懸ける思い その2
社員間のコミュニケーションが皆無に等しくお客様への暴言、 度重なる社員の不正と冷え切った職場に戻ったのが30年前。 そんな状況を打破するため、社内改革を決意しました。 しかし、改革は困難を極めました。社員からの反発、度重なるトラブル、 私への陰湿な嫌がらせ。 その中、私は「致知」と出会い様々な教えを胸に、諦めずに改革を進めました。 そして出会ったのが、社内木鶏全国大会でした。 そこで見たのは、現場の社員たちが笑顔で語り合う姿。 「こんな会社にしたい」 「社内でお祭りができる会社にしたい」 そう強く願い、木鶏会を導入しました。 なので社内木鶏全国大会出場は、私にとっての人生最高の目標でした。 そして改革を諦めずに社内木鶏会続けた結果、 社員の意識が変わりコンクリートのようだった会社の地盤が砕け、 人が育つ土壌が生まれました。 本当に社内木鶏会のおかげです。 そして今回6月21日に東京で行われる念願の全国出場の機会を頂きました。 本当にこれゆえない嬉しさです その為に発表原稿を何度も何度も書き 自分の経営者人生を振り返る事までできました。 そして撮影も順調に終わり社内温度も温まっていき 行く所行く所で出場のPRをさせて頂き 皆さん一同に凄い、頑張ってと言うお言葉を頂くようになりました。 ただこれで満足してしまっている自分がいて 何か始まる前からもう満足して終わった感じがあり もう一度全国大会出場への目的を考えました。 社内木鶏会は改革の道のりを照らす灯台のような一灯みたい存在でした。 全国大会は全国の同志たちの熱い想いに触れ、学びを深め、自社の成長を加速させる。 そのような場であったと思い出し 今大会では、 これまでの私達の改革の成果を発表し、 全国の皆様の中でまだ社内木鶏をやりたくてもやれない 挫かれている経営者の一人にでも 「自分達も出来る」という勇気づけをして 木鶏会を開催できたらいいと思います。 また廃棄物処理業界のイメージを変え、 社会に貢献できる企業へと成長していく決意を新たにしたいと思います。 「自立と調和の精神で。一人ひとりが笑顔で輝き、持続可能な未来の地球の為、ゴミを資源に、そしてエネルギー利用に貢献し、自然共生社会を実現する」 このビジョン理念を宣言し、いい会社から立派な会社になる機会にしたいです。 さらに私はこれからも改革を進め、社員と共に成長し続けます。 最後に私と私達の会社をここまでしてくださった致知、社内木鶏会はこの世の中で大切な存在です。 感謝しても感謝が足りないと思います。 そのためもっともっとこの全国大会を盛り上げて富国有徳の国作りの一助になります。 そして社内木鶏全国大会は、私にとっても新たなスタートラインにします。![]()
2025年03月11日(火)更新
営業DXベンチマーキング
先日、2月28日株式会社武蔵野様との共同開催で
武蔵野会員様向け
「営業DXベンチマーキング」を開催させて頂きました。
ベンチマーキングとは一般的に
自社の製品やサービス、業務プロセスなどを業界内で優れた企業や
競合他社と比較・分析し、そこから学んだ知見を自社の改善に活かす
ための経営手法といわれています。
株式会社武蔵野の小山昇社長は
仕事ができる人の心得(CCCメディアハウスベンチマーキング)の中で
ベンチマーキングは
「他社様へお伺いし、アイデアをパクる。真似をすることです。
簡単で成果が出ることを一つ行う」
と仰られていて
社長・幹部・社員で営業するトリプル同行による
営業活動とDXの融合で業績を向上させた事例をお伝えします
とチラシの触れ込みで
弊社の見学、ましてや有料となると相当気が引けてましたが
一つくらいはあるかなぁと思いながら開き直って開催しました。
当日7社17名の満席を頂き
北は北海道から西は福岡までの
お客様にお越し
武蔵野様のサポートもあり無事終わることができました。
営業の発表は弊社が取り組んでいる
トリプル営業です。
そもそも社長が一人で営業していたのですが
社長がなかなか営業に時間がとれない(さぼり)ので
部下を連れていき社長が最初だけご挨拶をして
その後すり替わって営業してもらいます。
いわゆる
「すり替わり営業」
そこで社員が社長の代理で営業をするので
責任を感じスキルがどんどん上がっていきます。
これでうまく行くはずでしたが、、
どうしても
キャリアが浅く上手くすり替れない営業マンがいる。
社長が新人に教えるのは最悪なので
真ん中の幹部が現地を見て終わった後指導する。
そんな営業手法の事例発表をさせて頂きました。



またDXの発表では
「ルッカースタジオ」という
Googleが提供するデータ可視化ツール
「アップシート」を使ったアプリなどの
事例発表をメインに行わせていただきました。
そして
実は一番勉強になったのは
申し訳ないですが
開催させて頂いた弊社でした。
ベンチマーキングするにあたって
事前準備
目的の明確化
事例発表のため過去の取り組みの取纏め
推進するチームビルディング
スケジューリングと予算策定
開催時は
プレゼンテーション能力向上
おもてなしの為のコミュニケーション向上
開催後
フィードバックによる勇気づけ
継続改善の習慣
などこの機会で社員が大変成長してくれて
美味しいところだらけでした。
本当申し訳ございません。
反省はたくさんありましたが
本当にこのような機会を与えて頂いた
武蔵野様、ご参加頂いたお客様に感謝です。
まだまだ次回も続きますので
ブラッシュアップさせて頂きますので
よろしくお願いいたします。
武蔵野会員様向け
「営業DXベンチマーキング」を開催させて頂きました。
ベンチマーキングとは一般的に
自社の製品やサービス、業務プロセスなどを業界内で優れた企業や
競合他社と比較・分析し、そこから学んだ知見を自社の改善に活かす
ための経営手法といわれています。
株式会社武蔵野の小山昇社長は
仕事ができる人の心得(CCCメディアハウスベンチマーキング)の中で
ベンチマーキングは
「他社様へお伺いし、アイデアをパクる。真似をすることです。
簡単で成果が出ることを一つ行う」
と仰られていて
社長・幹部・社員で営業するトリプル同行による
営業活動とDXの融合で業績を向上させた事例をお伝えします
とチラシの触れ込みで
弊社の見学、ましてや有料となると相当気が引けてましたが
一つくらいはあるかなぁと思いながら開き直って開催しました。
当日7社17名の満席を頂き
北は北海道から西は福岡までの
お客様にお越し
武蔵野様のサポートもあり無事終わることができました。
営業の発表は弊社が取り組んでいる
トリプル営業です。
そもそも社長が一人で営業していたのですが
社長がなかなか営業に時間がとれない(さぼり)ので
部下を連れていき社長が最初だけご挨拶をして
その後すり替わって営業してもらいます。
いわゆる
「すり替わり営業」
そこで社員が社長の代理で営業をするので
責任を感じスキルがどんどん上がっていきます。
これでうまく行くはずでしたが、、
どうしても
キャリアが浅く上手くすり替れない営業マンがいる。
社長が新人に教えるのは最悪なので
真ん中の幹部が現地を見て終わった後指導する。
そんな営業手法の事例発表をさせて頂きました。



またDXの発表では
「ルッカースタジオ」という
Googleが提供するデータ可視化ツール
「アップシート」を使ったアプリなどの
事例発表をメインに行わせていただきました。
そして
実は一番勉強になったのは
申し訳ないですが
開催させて頂いた弊社でした。
ベンチマーキングするにあたって
事前準備
目的の明確化
事例発表のため過去の取り組みの取纏め
推進するチームビルディング
スケジューリングと予算策定
開催時は
プレゼンテーション能力向上
おもてなしの為のコミュニケーション向上
開催後
フィードバックによる勇気づけ
継続改善の習慣
などこの機会で社員が大変成長してくれて
美味しいところだらけでした。
本当申し訳ございません。
反省はたくさんありましたが
本当にこのような機会を与えて頂いた
武蔵野様、ご参加頂いたお客様に感謝です。
まだまだ次回も続きますので
ブラッシュアップさせて頂きますので
よろしくお願いいたします。
2025年02月25日(火)更新
大阪脱炭素ビジネスコンテスト 2025に出場しました
故舩井幸雄氏が生前に経営には3つの目的があると仰られていたのを
ずっと心に留めて経営をしています
1.収益性の追求
利益は未来創造費用といわれるくらい
これがないと会社の未来はありません。
2.教育性の追求
特に今の時代、特に人間学など
学校や家庭でそんな学ぶ機会はありません。
生きていく上で必要なこと仕事からしか学ぶことは
ないと京セラ創業者 故稲盛和夫氏も仰られていたかと思います。
3.社会性の追求
企業は社会に役に立ってこその存在であるとは
誰もが思うことではないでしょうか。
弊社も3つとも取り組みをしています。
(中途半端かもしれませんが。。)
特に社会性の追求について
環境、社会、ガバナンスに配慮したESG経営というのを
去年より本格的に取り組んでいて
持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指しています
先日その甲斐あって
大阪商工信用金庫、OSAKAゼロカーボン・スマートシティ・ファウンデーション様主催
「大阪脱炭素ビジネスコンテスト 2025」
のファイナリスト10社に選ばれて
公開プレゼンテーションを行ってまいりました。


昨年の夏は異常で
本当に地球温暖化を避けないと
地球の未来はないと真剣に思っています。
弊社は
炭素会計を使った産廃処理
(フラフ燃料化 電池の適正処理)
をプレゼンテーションさせて頂きました。
他の9社様のプレゼンが素晴らしく
残念ながら賞は頂戴できませんでしたが
こんな企業様が日本に増えていけば
ひよっとしたら地球温暖化も防止できるのでは
すごく勉強になった一日でした。
ただ
二宮尊徳氏がいう
「道徳なき経済は犯罪 経済なき道徳は寝言」
良いことをするのも大切ですが
まず利益を出す仕組みを作るのが社長の仕事
利益がないと従業員を幸せにできませんので。。
行政ではないので
これは忘れないように経営をしないといけませんね。
ずっと心に留めて経営をしています
1.収益性の追求
利益は未来創造費用といわれるくらい
これがないと会社の未来はありません。
2.教育性の追求
特に今の時代、特に人間学など
学校や家庭でそんな学ぶ機会はありません。
生きていく上で必要なこと仕事からしか学ぶことは
ないと京セラ創業者 故稲盛和夫氏も仰られていたかと思います。
3.社会性の追求
企業は社会に役に立ってこその存在であるとは
誰もが思うことではないでしょうか。
弊社も3つとも取り組みをしています。
(中途半端かもしれませんが。。)
特に社会性の追求について
環境、社会、ガバナンスに配慮したESG経営というのを
去年より本格的に取り組んでいて
持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指しています
先日その甲斐あって
大阪商工信用金庫、OSAKAゼロカーボン・スマートシティ・ファウンデーション様主催
「大阪脱炭素ビジネスコンテスト 2025」
のファイナリスト10社に選ばれて
公開プレゼンテーションを行ってまいりました。


昨年の夏は異常で
本当に地球温暖化を避けないと
地球の未来はないと真剣に思っています。
弊社は
炭素会計を使った産廃処理
(フラフ燃料化 電池の適正処理)
をプレゼンテーションさせて頂きました。
他の9社様のプレゼンが素晴らしく
残念ながら賞は頂戴できませんでしたが
こんな企業様が日本に増えていけば
ひよっとしたら地球温暖化も防止できるのでは
すごく勉強になった一日でした。
ただ
二宮尊徳氏がいう
「道徳なき経済は犯罪 経済なき道徳は寝言」
良いことをするのも大切ですが
まず利益を出す仕組みを作るのが社長の仕事
利益がないと従業員を幸せにできませんので。。
行政ではないので
これは忘れないように経営をしないといけませんね。
2025年02月05日(水)更新
自走する組織
先日は天満宮会館にてパートアルバイト、顧問も含め全社員向けに
弊社45期政策勉強会を行いました。
弊社は7月決算ですので半期の振り返りという意味の勉強会で
初めての実施で社員に戸惑いもありましたが無事行う事ができました。
その後通年の社員総会を行い、懇親会へと怒涛の流れでしたが
滞りなく行えて少しは弊社の社員の実力が上がったなぁ思っていたら
見学に来られた方から
「社員の皆さんが自走していますね」
とフィードバックを頂き本当に嬉しく思います。
社員全体共有の会として初めて施行したのが13年前の新年会
その頃は私と妹でフラフラになりながら準備、
運営し終った時には必ず熱が出ていたものでした。
その時代の社内流行語は
「どうするの?」
ベテラン社員ほどよく使っていた言葉ですが
自走とは程遠いものでした。
前からひっぱっても後ろから押しても何をしても動かない
今思えば、方針も示していないし、やり方も言ってない。
教育もしていない会社で出来るわけはありません。
組織を木で例え
弊社ではこの13年の間に
I'm OK You're OKの
「社内木鶏会」を導入して、
心理的安全性を確保
コンクリート岩盤であった弊社の土壌を肥える土に改良し、
「環境整備」で決められた事を決められた通りにする風土で
根幹を太くしていき
「経営計画書」「早朝勉強会」で共通の道具、言葉、認識を持ち
枝葉を大きくしました。
今回も政策勉強会前に社内木鶏会を実施して
気持ちを温めていったおかげで人のミスを責めることなく
足らない部分は自分たちでその場でフォローができているようでした。


政策勉強会の一部は社員表彰、社員が主役で頑張った人、チームを表彰しました。
二部はまず
社是、経営理念、ミッション、ビジョン、行動規範、行動指針の
一部変更を共有して
そして後期へ向かって方針発表。
後期はしっかりDXをやっていく。
ESG経営とは一体何?
MQ会計から見る後期に行うべきPアップ、Qアップ、Vダウン、Fダウンの
行動の落とし込みを行い
その際メモをとる社員の姿に涙が出そうになります。
そして総会懇親会では今年の目標を全社員が発表し
昨年度の社員間投票「社員MVP」発表で幕を閉じました。
その後、事業部別に懇親会も催され、
「飲食は人を緩ます」
みんなが楽しくコミュニケーションをとっている姿に
感動すら覚える一日で
木が育って来た実感を持てました。
社長をしているといい日もありますね。
ただこれに甘んじる事なく
これからもお客様に愛され、支持される会社を目指して
精進致します。

弊社45期政策勉強会を行いました。
弊社は7月決算ですので半期の振り返りという意味の勉強会で
初めての実施で社員に戸惑いもありましたが無事行う事ができました。
その後通年の社員総会を行い、懇親会へと怒涛の流れでしたが
滞りなく行えて少しは弊社の社員の実力が上がったなぁ思っていたら
見学に来られた方から
「社員の皆さんが自走していますね」
とフィードバックを頂き本当に嬉しく思います。
社員全体共有の会として初めて施行したのが13年前の新年会
その頃は私と妹でフラフラになりながら準備、
運営し終った時には必ず熱が出ていたものでした。
その時代の社内流行語は
「どうするの?」
ベテラン社員ほどよく使っていた言葉ですが
自走とは程遠いものでした。
前からひっぱっても後ろから押しても何をしても動かない
今思えば、方針も示していないし、やり方も言ってない。
教育もしていない会社で出来るわけはありません。
組織を木で例え
弊社ではこの13年の間に
I'm OK You're OKの
「社内木鶏会」を導入して、
心理的安全性を確保
コンクリート岩盤であった弊社の土壌を肥える土に改良し、
「環境整備」で決められた事を決められた通りにする風土で
根幹を太くしていき
「経営計画書」「早朝勉強会」で共通の道具、言葉、認識を持ち
枝葉を大きくしました。
今回も政策勉強会前に社内木鶏会を実施して
気持ちを温めていったおかげで人のミスを責めることなく
足らない部分は自分たちでその場でフォローができているようでした。


政策勉強会の一部は社員表彰、社員が主役で頑張った人、チームを表彰しました。
二部はまず
社是、経営理念、ミッション、ビジョン、行動規範、行動指針の
一部変更を共有して
そして後期へ向かって方針発表。
後期はしっかりDXをやっていく。
ESG経営とは一体何?
MQ会計から見る後期に行うべきPアップ、Qアップ、Vダウン、Fダウンの
行動の落とし込みを行い
その際メモをとる社員の姿に涙が出そうになります。
そして総会懇親会では今年の目標を全社員が発表し
昨年度の社員間投票「社員MVP」発表で幕を閉じました。
その後、事業部別に懇親会も催され、
「飲食は人を緩ます」
みんなが楽しくコミュニケーションをとっている姿に
感動すら覚える一日で
木が育って来た実感を持てました。
社長をしているといい日もありますね。
ただこれに甘んじる事なく
これからもお客様に愛され、支持される会社を目指して
精進致します。

2025年01月16日(木)更新
開運祈願
先週は開運祈願、商売繁盛で京都の伏見稲荷大社にいきました。


大社の周りのお店はどこもインバウンド客で一杯で
やっぱり稲荷神社は商売繁盛の御利益があるんだと
思います。
言ってることより実績ですね。
パナソニック創業者松下幸之助氏の面接で聞かれるのは
「あんた運ええ方か?」
私も22歳の時に読んだ
船井幸雄氏の「成功のセオリー」
の中で
成功する方は運がいい
運がいい人には3つの共通点がある
とのことで
私も22歳からこの言葉を信じて今まで生きてきました。
それは
1.素直
まさに松下幸之助氏は
「あんた素直何級か?」と聞くくらい
一番大切にされていたようです。
また松下氏が戦後GHQに財閥認定され解体を与儀さぜる
得なかった際に言った言葉
「死ぬに死ねない 逃げるに逃げれない 素直になるしかない」
この名言は
私の座右の銘にしています。
また最近気づいたことですが
素直でない人に「素直じゃないね」と
いうと怒り出す。
だから怖いので何も言わないようにしています。
2.プラス発想
まだコップに水が半分の際
まだあるか?
もうないか?
と思うのはよく聞きます
そして
プラス発想になるには
森信三氏の教育の三原則がいいらしいです
「時をまもり 場を清め 礼を正す」
今年はルーズな方が運を落とすと聞いたことがあり
これは
今年といわず永遠なことだなぁと改めて思います。
3.勉強好き
原田メソッドの原田隆史先生は
学習は「固定概念の更新」と言われます
昨日まで正しかったことがひょっとしたら今日変わっている
昨今の時代の動きなので
常に勉強が必要ですね。
弊社もいやいやながら仕方なく
早朝勉強会に全社員が出席してくれています
なんとか運のいい会社になるために


大社の周りのお店はどこもインバウンド客で一杯で
やっぱり稲荷神社は商売繁盛の御利益があるんだと
思います。
言ってることより実績ですね。
パナソニック創業者松下幸之助氏の面接で聞かれるのは
「あんた運ええ方か?」
私も22歳の時に読んだ
船井幸雄氏の「成功のセオリー」
の中で
成功する方は運がいい
運がいい人には3つの共通点がある
とのことで
私も22歳からこの言葉を信じて今まで生きてきました。
それは
1.素直
まさに松下幸之助氏は
「あんた素直何級か?」と聞くくらい
一番大切にされていたようです。
また松下氏が戦後GHQに財閥認定され解体を与儀さぜる
得なかった際に言った言葉
「死ぬに死ねない 逃げるに逃げれない 素直になるしかない」
この名言は
私の座右の銘にしています。
また最近気づいたことですが
素直でない人に「素直じゃないね」と
いうと怒り出す。
だから怖いので何も言わないようにしています。
2.プラス発想
まだコップに水が半分の際
まだあるか?
もうないか?
と思うのはよく聞きます
そして
プラス発想になるには
森信三氏の教育の三原則がいいらしいです
「時をまもり 場を清め 礼を正す」
今年はルーズな方が運を落とすと聞いたことがあり
これは
今年といわず永遠なことだなぁと改めて思います。
3.勉強好き
原田メソッドの原田隆史先生は
学習は「固定概念の更新」と言われます
昨日まで正しかったことがひょっとしたら今日変わっている
昨今の時代の動きなので
常に勉強が必要ですね。
弊社もいやいやながら仕方なく
早朝勉強会に全社員が出席してくれています
なんとか運のいい会社になるために
2024年12月31日(火)更新
今年の漢字
今年の漢字が「金」と発表されましたが
先日家内と自分たちの今年の漢字について話をし
私は「夢」になりました。
思いは叶う
と京セラ創業者稲盛和夫さんの「生き方」にそのような言葉がありますが
本当にその通りだと最近つくづく感じます。
1月には厚生労働大臣表彰を頂き

4月には此花フラフ新工場竣工を兼ね
70周年パーティをUSJで全社員、パートさんとその家族で行う事ができたり

9月に致知出版社様の木鶏全国大会に選出されたり

またプライベートでも
鶴見緑地でライブをしたり

旅行を多数行くことができました。



充実した時間が過ごせるのも
自分と家族の健康、そして会社の健康が大切だと
改めて思います。
来年もいい年なりますように自己管理と精進します。
一年ありがとうございました。
先日家内と自分たちの今年の漢字について話をし
私は「夢」になりました。
思いは叶う
と京セラ創業者稲盛和夫さんの「生き方」にそのような言葉がありますが
本当にその通りだと最近つくづく感じます。
1月には厚生労働大臣表彰を頂き

4月には此花フラフ新工場竣工を兼ね
70周年パーティをUSJで全社員、パートさんとその家族で行う事ができたり

9月に致知出版社様の木鶏全国大会に選出されたり

またプライベートでも
鶴見緑地でライブをしたり

旅行を多数行くことができました。



充実した時間が過ごせるのも
自分と家族の健康、そして会社の健康が大切だと
改めて思います。
来年もいい年なりますように自己管理と精進します。
一年ありがとうございました。
2024年12月24日(火)更新
2025年大変革の年
先日致知出版社主催の徳望塾にて
株式会社ユーグリアの出雲社長のお話を聞かせて頂きました。
東大現役時に起業をされ
東証プライムに上場された
というすごい経歴のお持ちの方で
みどりむしからバイオ燃料を作ってジャンボジェットを飛ばす
みどりむしで最貧国バングラデシュ人の栄養状態をよくする
しまいには女子高生を社外取締役にするなど
とにかく話がぶっ飛んでました。
ただその中で
「日本は約40年周期で動いている」
というのがすごく共感でき
1984年明治維新で国が大変革⤵
1904年日露戦争で勝利
1945年第二次世界大戦敗戦⤵
1985年GDP世界一⤴
そして
2025年 大変革が起こる
とおっしゃられていました
私の学生時代の
1987年に
竹村健一氏の講演で同じ話を聞いたことがあり
それをずっと頭に残っていたせいか
まさに失われた40年を社会人として
生きていた私をとしては
本当にその通りだと思いながら
納得してしまいました。
出雲社長曰く
2025年から
ミレニアル世代とZ世代のデジタルネイティブ人が中心の社会なるということで
世の中が変わるとのこと。
それも心の底から納得しました。
弊社も社員平均年齢が20代になりつつあり
36名の社員の中で17名が20代(47%)
またミレニアム世代は6名
足して23名(63%)
がミレニアム、Z世代に当たるので
来年からはもっと若い人に権限移譲をして
若手中心の会社に変えていかないといけない
と思いました。
また先日内定者式を行い
3名の内定承諾を正式に頂きました。
20代が3名増え
来年から一緒に働けることが
すごく楽しみです。


株式会社ユーグリアの出雲社長のお話を聞かせて頂きました。
東大現役時に起業をされ
東証プライムに上場された
というすごい経歴のお持ちの方で
みどりむしからバイオ燃料を作ってジャンボジェットを飛ばす
みどりむしで最貧国バングラデシュ人の栄養状態をよくする
しまいには女子高生を社外取締役にするなど
とにかく話がぶっ飛んでました。
ただその中で
「日本は約40年周期で動いている」
というのがすごく共感でき
1984年明治維新で国が大変革⤵
1904年日露戦争で勝利
1945年第二次世界大戦敗戦⤵
1985年GDP世界一⤴
そして
2025年 大変革が起こる
とおっしゃられていました
私の学生時代の
1987年に
竹村健一氏の講演で同じ話を聞いたことがあり
それをずっと頭に残っていたせいか
まさに失われた40年を社会人として
生きていた私をとしては
本当にその通りだと思いながら
納得してしまいました。
出雲社長曰く
2025年から
ミレニアル世代とZ世代のデジタルネイティブ人が中心の社会なるということで
世の中が変わるとのこと。
それも心の底から納得しました。
弊社も社員平均年齢が20代になりつつあり
36名の社員の中で17名が20代(47%)
またミレニアム世代は6名
足して23名(63%)
がミレニアム、Z世代に当たるので
来年からはもっと若い人に権限移譲をして
若手中心の会社に変えていかないといけない
と思いました。
また先日内定者式を行い
3名の内定承諾を正式に頂きました。
20代が3名増え
来年から一緒に働けることが
すごく楽しみです。


2024年10月26日(土)更新
第13回社内木鶏全国大会にかける思い
2025年の致知出版社主催の第13回社内木鶏全国大会の出場決定通知を頂きました。

「思いは実現する」
社内木鶏会を開始時、絶対無理と思っていたことが現実化でき本当に感謝でしかありません。
ありがとうございます。
全国大会へかける思いを書いてみました。
2010年5月何気なく大阪で行われていた第一回社内木鶏全国大会を一人で参加した際、出場企業様の動画と発表を見て衝撃を受けました。
それまで木鶏会ができる会社は大企業の事務職、いわゆるホワイトカラーの会社ばかりと思っていたところ、中小企業、ましてや現場社員が参加された皆様の何とも言えない笑顔で木鶏会をされていたのが信じられなかったからです。
その頃の弊社は10名程度の零細の地域企業。父親が社長として強く君臨して社員には
「口動かすなら手を動かせ」
と社内コミュニケーションは意図的に全くゼロにしていました。
組織を木で例えるなら土壌は、コンクリートのようにカチカチ。そこに発芽して幹がたち、枝葉から花が咲く。人が育つと風土は一生かけても考えられないことでした。
しかし2013年頃ある日、致知出版社当時の坂東部長が突然お見えになられ、
「木鶏会をやられたらどうでしょうか」
とお誘い頂きました。
戸惑い不安から「絶対無理です」と一言でお断りをしたのですが、
それでも粘り強く導入を進めていただき、熱意に押され
「別会社の若手社員3名となら一度試しします。」
と父も他界して一年たった事もあり導入を決めました。
4名でやってみると、すぐに場が大きく変化し、違う階で黙々と仕事をしている妹も含めた事務社員との温度差が恐ろしくなり、すぐさま全社で導入を決定いたしました。
全社での1回目の会は土曜日業務終了後8時からスタートし、ベテラン社員も含めほぼ社員参加。懇親会では、普段会社とノータッチの母親が作ってくれたおでんで舌鼓をうち、飲み会おろか、コミュニケーションもない会社で初めて懇親会も社内で行うことが出来、私は社員皆の前で号泣致しました。
しかしその後順調に行くわけでもなく参加したボス社員からは
「宗教やなぁ」と言われ、土曜日の夜8時スタート、任意参加と言う事もあり参加率は極度に下がっていきます。ただ妹や何人かの社員が皆勤、妻も参加してくれ勇気づき、
1回も休むことなく続けて参りました。
2016年新卒社員採用を始めた頃から社風が大きく変わり、任意参加にも関わらず参加率80パーセントを超えだし、2年前に100回を迎えることができ、現在では全社員が出席してくれています。
昨年からはパートさん約10名も含めたと昼木鶏会を始めました。それは
「偉人のお母さんは皆素晴らしく日本再生の肝はお母さんにある」
と徳望塾で致知出版社藤尾社長から聞いたからです。
私はその話に感銘を受け、やはり今の日本を立て直すにはお母さんがまず勉強しないといけないと思い、そのためわずか10名足らずの弊社お母さんパート社員さんですが、始めたところすごく良い感想文を書かれ、やはりお母さんは日々真剣に生きていると実感し、子育てで真剣に生きているからこそ致知がすっと入ってくるんだと改めて感じました。
また現代社会課題の一つが環境問題であり、環境問題は人が引き起こしているのが原点です。
その中心にいる我々産業廃棄物処理業界にかかわる人間教育も不可欠になっていると思います。
これからも一燈照隅の精神で日本の未来のため小さい事でも何かできる事をやっていきます。
社長には創業者と事業継承者の2通りしかなく
全国大会出場を通じて私みたいに勇気がくじけている全国の事業継承者様の
勇気づけになれればとも考えています。
そして最後この機会を頂きました
致知出版社の方々、大阪経営者会の役員の方々
そしてこれまで社業を繋いで頂いた先代社長、歴代社員に感謝申し上げます。
ありがとうございました。

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2024年10月08日(火)更新
創業の原点
創業70周年の節目迎えて 致知10月号の 「創業の原点」というコラムにださせていただきました 内容を少し変えて 少しブログに書かせていただきます。 弊社の前身である城東衛生が大阪市許可業者として事業を開始したのは、 1954年で、遡ることちょうど70年前です。 創業者である祖父樋下嘉一郎が大阪市城東区で始めた一般廃棄物の収集。 平たく言えば「ゴミ屋」 その後父に引き継がれ2000年から私がジェイポートの社長として会社の舵取りを担うようになりました。 父は私の幼い頃から体が不自由でした。 50年以上前一般廃棄物をトラックで運搬中に追突事故を起こし、 一命は取りとめたものの、左足に大怪我を負い、車が運転できない体となったのです。 他に社員はいなかったためにアルバイトに来ていた男性を急遽ドライバーとして採用 何とか事業を継続したと言う経緯がそこにありました。 幼少期、私は周囲から「ゴミ屋の息子」と見られることにコンプレックスを感じていました。 小学校の作文では運送屋と書くこともありましたが、一方では父親は 「茂、商売と言うものはええもんや。頑張れば頑張るだけお客様から応援いただける」 と笑顔で語るのが常でした。 仕事の前線に出られなくとも決して仕事に誇りを失わない父の姿と接するうちに、 いつしかコンプレックスも消え、きつい仕事を積極的に手伝うようになっていました。 とは言え、高校大学と進むにつれて、反発心が芽生えてきたことも事実です。 大学を出ても稼入ることを避け、アルバイトをしたり、外資系の銀行で働いたり オーストラリアでホテルのマネージャーをしたりと 自分がやりたいことをばかりやっていました。 そして30歳の時、働いていたオーストラリアのホテルに父から一本の電話が入りました。 私が事業を継続することを条件に、銀行から融資を受けたいと言うのです。 この電話がきっかけとなり、家業に入ることとなりました。 そこには大学まで出て自由気ままに生きていたことの贖罪の気持ちも少なからずありました。 そして私の「罰ゲーム」が始まりました。 入社当時の従業員は5名で荒くれ者ばかりでした。 「俺はお前に雇われてんのとちゃうで。おやっさんに雇われているんや」 と釘を刺されたの覚えています。 「茂君、宝くじ買ってきて」とパシリに使われることも。。 挨拶も会話もなく、社内は殺伐とした雰囲気でした。 ただ唯一の救いは従業員たちが朝早くから夜遅くまで働いていたことです。 どこにも行き場のないなかったところ雇ってくれた社長の父に報いたいと言う思いがあったのでしょう。 父もまた体が不自由な自分に代わって働く従業員を大事にし、精一杯の愛情注いでいました。 私は父の鞄持ちだけでなく、従業員たちと共に現場で水を流して働きました。 彼らに認めてもらわないことには自分の未来はないと思ったからです。 また得意の営業力を発揮して次第にお得意様も増えていきました。 しかしそれで従業員との溝が埋まり社風が改善されたわけではありません。 しかし「罰ゲーム」なので不憫は感じませんでした。 父の持病が悪化し、2000年33歳の時に社長を継いだものの、 父を抜きにしては会社が回っていかない状態は相変わらずでした。 いつも通り殺伐とした社内で1日の業務を終えたある日、 窓から外の窓から隣の会社様が賑やかにお祭りをしている姿を様子を目にて思いました。 「いつか社員みんなで賑やかに盆踊りができる会社にしたい。」 たわいもないことですが、 これはその頃の私の一生をかけた切なる願いだったのです。 人生や仕事に悩んだ私はそのヒントを、古典などの読書、セミナーに求めるようになりました。 そして出会ったの学びの1つがアドラー心理学です。 セミナー受けて衝撃だったのは、 「自分は惨めでかわいそうな人間」 と被害者意識を持って持ち続けて生きていたことでした。 目の前の現実を建設的なものにするか、非建設的なものにするかは私の選択であり、 誰の責任でもありません。 今起こっている現実は 「すべて自分が決めたこと」 自らの主体性を確立させた上で目標を共有し、仲間と協調し合う 「自立と調和」の精神こそが 自身にもわが社にも必要だと気づいたのです。 今私が趣味でやっているジャズビッグバンドのように一人ひとり楽器や譜面が違うのに 曲としてかっこよく奏でている。 こんな組織をつくりたいと思いました。 そして私はこの考えに共感してくれる仲間を増やしたいと考えました。 しかしよき人材を採用するには売り上げを上げなければなりません。 幸い努力が実り気持ちが通じ合う一人二人と仲間が入ってくれました。 2010年、父が他界しましたこの年に目標としていた3億の売り上げを突破。 3年後「致知」をテキストとした社内木鶏会を導入したことから業績は成長軌道に乗り始めました。 当時まだまだ古参社員の反発反発が強く、入社以来で私を支えてくれた妹も懐疑的で 社内木鶏会を導入できる雰囲気ではなかったものの、 子会社の数人で始めた社内木鶏会はコツコツと継続したことで 社内風土が大きく変わりました。 会社組織を木で例えると 木鶏会は土壌改良の役割でコンクリートのようなカチカチの 地面が大きく耕され、柔らかい土になったという感じです。 また2015年此花工場の落成に合わせ念願だったお祭りを100名以上で実現できました。 その時の感激は今でも忘れることができません。 同年以降は初の経営計画発表会や環境整備、大卒採用にも取り組み、業績は急伸できました。 弊社の原点に思いを馳せる時、思い浮かべるのは父が従業員に注いでいた愛の深さです。 天荒な父でしたが反面、とても人には慕われ優しい一面がありました。 信頼と言う言葉を好んで使い、信頼は求めるものではなく、 「まず自分から信頼することや」と 何気ない一言はそんな父の人柄を表しています。 私達の業、廃棄物処理業の業界は不法投棄、大気汚染といったネガティブなイメージが先行しがちです。 一方それは取り組むべき社会的責務の大きさを物語っています。 最近では海洋プラスチック、地球温暖化など 環境問題が大きくクローズアップされていて 廃棄物処理業は切っても切れない業界になっています。 またエネルギー問題が戦争につながります。 弊社でもその社会課題の解決の一環として 此花工場を拠点にお客様が排出された混合廃棄物を機械選別し、 廃プラスチックを取り出し代替石炭として燃料化を始めています。 地球温暖化など環境問題やエネルギー問題が少しは解決し 世の中を良い方向に変えれるという願いで 社会全体から見れば小さな取り組みかもしれませんが、 それがひいては世界の平和につながると信じて70周年の節目を迎えて さらに前進を続けていく覚悟です。

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- 新卒入社 [04/25]
- 致知 社内木鶏全国大会に懸ける思い その2 [04/24]
- 営業DXベンチマーキング [03/11]
- 大阪脱炭素ビジネスコンテスト 2025に出場しました [02/25]
- 自走する組織 [02/05]
- 開運祈願 [01/16]
- 今年の漢字 [12/31]
- 2025年大変革の年 [12/24]
- 第13回社内木鶏全国大会にかける思い [10/26]
- 創業の原点 [10/08]
- オーストラリアで学んだこと [09/04]
- フラフ工場完成 [08/06]
- 師資相承 [08/05]
- 入社の決め手 [05/09]
- 本物の生き方とは [03/07]
- 大谷選手の名言の裏側 [02/29]
- コミュニケーション向上 [01/25]
- 安全優良職長厚生大臣顕彰を頂きました。 [01/17]
- 一流に学ぶ人間学 [11/27]
- 夫婦円満の秘訣 [11/15]
- 2025年4月(2)
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